去る3月8日、当社団個人会員で北海道科学大学副学長川上敬教授の「いまAIで出来ること、
医療×AIを中心に」と題したセミナーが、69名の会員や一般の方々が参加し、ジョブキタビル
8階space360で開催をされました。
川上先生からは、日本は世界一のCT装置を持ちながら、画像診断をする読影のプロは圧倒的
に少なく、特に北海道が抱える地域医療の課題は、医と官(地域社会)の対応では既に限界が来
ており、今まさに”民の力”が必要と訴えられました。
医療データは年々増加し、膨大なデータが蓄積されているが、それを扱う専門医が絶対的に不
足し、それを解消するには医療の効率化即ち「医療×AI」が不可欠であり、医療関係者と連携
して研究に取り組んでいるとのことです。
医療におけるAI活用の国内現状は、まだまだ研究段階とのことですが、川上先生のお話から
はAIを中心とする情報通信技術が、時間と距離を克服し、多くの課題を乗り越える日もそう遠
くはないような気がしました。